ウェルカム・エイジング 〜 心に元気を

ある日の事、60代後半に差しかかろうとする
ご婦人が来店されました。
何年も出席したことのない同窓会に着ていく服を、選んでくださいとのことです。
場所は都心の老舗のレストラン、
派手でなく、かといって地味すぎず…
母親の介護で追われ、それも昨年解放され、
今は老父と夫との3人暮らし、
その合間をぬっての同窓会、何を着ていってよいやら………と。
その日の服装も上質の、年代物のプリントと無地のタイトスカートの
組み合わせでした。

最終的に、シルバーグレーのジャケット、
インナーはうすいベージュのニット、
そしてスカートはブルーグレーのAラインのプリーツスカート
のコーディネイトに決まりました。
手持ちのワードローブにないシルエットにかなり戸惑われ、
決定するまでには相当数の試着を試み、
似合うと思いつつ面映く(おもはゆく)思ったり、
その心の動きが手に取るようにわかりました。
試着室から出て来る度に顔つきもほころんでくるのです。

… … …

どこもかしこも、 <アンチ・エイジング> ばやりですが、私は
 <ウエルカム・エイジング>
です。
年をとるということは誰も止める事が出来ないのです。
問題なのは、どう付き合っていくか、なのです。
年をとって諦めて、しょんぼり生きるのではなく、
経済的に負担がかかりすぎない範囲で、積極性を持ちたいと思います。
気持ちの持ちようは、金銭で解決できることではありません。
そこで、私は 「心に元気を」
そんなポジションで、皆さんにアドバイスをしたいと思います。